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Interview

経営者紹介

【関西イキザマ図鑑】#14 食品ロスを無くすアイス作り nöjd ICE CREAM / 三好 克也さん

氏名

会社名

設立

ウェブサイト

https://www.nojdicecream.com/

経歴

兵庫県出身で、生まれも育ちもずっと兵庫です。

学生時代は料理をすることが好きでした。絵を描くのも見るのも好きで、ジャンルを問わず様々な本を読むことも趣味です。

成長しなければいけないと思う瞬間に、よく思い出す言葉があります。

それがアインシュタインの「いかなる問題も、それが発生したのと同じ次元で解決することはできない」という言葉です。この言葉にはずっと助けられてきました。

高校を卒業したとき、普通に就職するのが嫌で、サラリーマンにはなりたくないなと考えました。 そんなとき、学校の先生に紹介された京都の割烹料理屋で働くことになりまして、そこで社会の厳しさも学びつつ、アルバイトで製菓学校に通っている学生さんと知り合う機会がありました。その人が持っていたお菓子作りのレシピを見て、「これ、面白いな」って思ったのが、お菓子の世界に興味を持つきっかけになりました。

その後、いろいろ紆余曲折ありましたが、神戸の北野ホテルでパティシエとして働くことになりました。

事業内容

アイスクリームを主軸に、ランチや焼き菓子などを店舗販売、アイスクリームのオンライン販売しています。

「食品ロスの削減」と「技術の伝達」というテーマは、自分の中で大切にしている柱です。 そして、たくさんの選択肢がある中で、やりたいこと、挑戦したい、好きで続けたいと思ったのがアイスクリームという分野でした。

今の時代、どこのお店も材料にはこだわっていますし、製法や製造工程も非常にクオリティが高いです。その中で差別化を守るためには、味の組み合わせやアプローチに独自性を持たせる必要がある。店舗では、アイスクリームだけの「冷たいデザート」として提供するのではなく、どれだけ幅広く表現ができるかというアプローチの仕方に挑戦しています。

ショートケーキをアイスクリームで表現する限り、食感やフルーツ感をどう引き出しすかを考えます。ただ甘いだけのものではなく、一口食べた瞬間驚きや感動を与えられるアイスクリームは無限の可能性を秘めていて、味の組み合わせや見た目、食感の調和を追求することで、これまでにない新しい体験をお客様にお届けできると信じています。

この仕事の中で、一番のやりがいを感じた瞬間は、お客様や従業員の笑顔を見られるときです。人々と繋がり、笑顔を生み出す場所をこれからも作り続けていきたいと思っています。

創業きっかけ

お菓子作りに惹かれた理由のひとつに、「同じ素材から無限の可能性を引き出せる」という点があります。小麦粉や砂糖、バターなど、基本的にはどのお菓子も同じような素材で作られますが、そこから焼き菓子やケーキ、ムース、タルトなど、さまざまな形に派生しています。この「素材をどう活かすか」というアプローチの仕方が、自分の性格や考え方が当てはまり、お菓子作りにのめり込むきっかけになりました。

もともと独立心はありませんでした。 北野ホテルでパティシエとして働きながら、与えられた仕事をコツコツとこなしていく中で、任される仕事の幅が広がり、責任感も自然と芽生えて特にホテルでの経験の中で、3店舗の立ち上げを任されたことは自分にとって転大きな機となりました。作り手という仕事だけではなく、お菓子作りは自分の「バイブル」のような存在になりました。

飲食業界では、ある程度の経験を踏まえて「シェフとしてキャリアを続けるか、オーナーとして独立するか」という二つの道に分かれると感じています。 「好きだから続けたい」という思いが強く、独立という道を選びました。

現在は、2つの柱を軸に店舗を運営しています。 ひとつは「美味しさと安全性の両立」です。 最近、アレルギーを持つ方が増えてきているため、乳製品やナッツ、卵などのアレルギー。「安全なものを選び、楽しんで美味しい」、原材料や製法を丁寧に選び、それでも安心してお召し上がりいただけるお菓子作りを大切にしています。

もう一つの柱は、「好きだから続ける」というシンプルな信念です。 お菓子作りが好きという気持ちが、自分の原動力であり、初動のきっかけでもあります。この気持ちを大切にしながら、自分自身の手で新しい挑戦を続け、より多くの人々に喜びを届けていきたいと思います。

理念

あなたの一日に心温まるひとときを心とカラダに満足を私たちは、からだに優しい美味しさを追求しています。
私たちの願いは、お客様が私たちの商品を通じて心とカラダの両方から満たされる時間を過ごしていただくこと。
持続可能な未来を見据え環境にも配慮した取り組みを続けながらすべての人々に安心と喜びを届けることを目的としています。

今後展望

今後の目標として、一番大切にしているのは「作り手を残していく」ということです。 お菓子作りやアイスクリームという要素に惹かれ、自分が好きだからこそ続けられた経験を、次世代に伝えていきたいと考えています。 ただ技術を教えるだけでなく、「好きだから追求する」という姿勢を現できる場所や企業形態を作りたい。 そしてその場所が、多くの人々にとって「好きなこと」 「楽しさを続ける」を感じられる場になればと思っています。

「夢や目標を持たなければ」という考え方に賛成ではありません。 確かに目標を持つことは大切ですが、それが時々挫折を生む原因になることもあると思います。それよりも、「好きなことだから続けていく」というシンプルな姿勢が大事だと感じます。好きなことを続ける中で、予期せぬラッキーが訪れることもあります。そして、そこから新たな挑戦や気づきが生まれ、結果的に大きな成長につながると信じています。

また、僕が感じているのは、「0から1を生み出すことは難しいが、1を10にするよりはるかに具体的で、道筋が見えやすい」ということです。確かに大きな壁には感じられないかもしれませんが、1を手に入れたらその先は意外と広がっています。 1つの興味や好きなことを深掘りし、それを追求していく中で、人よりも優れた部分が見えてきます。 結果的にそれがマネタイズやキャリアにつながることも多い。自分の好きなことを色々と試して、組み合わせていけばいいんです。

私自身、常に「子供っぽさ」を大切にしたいと思います。大人になると、どうしても効率や常識的に考えて、新しいことに挑戦するのが否定的な社会の風潮もあります。 誰もが新しいことに興味を持ち、挑戦し続けられる環境や世の中を作りたい。店舗や事業、それを少しでも実現できるのでいきたいです。

その中で、アイスクリームやお菓子で体現する自分の事業が多くの人々に「好きなことを続ける楽しさ」を伝えられる存在でありたいと思っています。

コメント

店主、三好様からのコメント。
一つ一つのアイスクリームを手作りで仕上げることで、心を込めた丁寧で繊細でこだわり抜いたアイスクリームをお届けしております。
季節ごとに変わる旬の素材を使った限定フレーバーや、常にお客様に驚きと感動をお届けできるよう創意工夫を凝らしています。
食の楽しさを共有し、皆様の笑顔を繋ぐ場所。 それが私たちのお店の使命です。 人と人、そして人と食を繋ぐ橋となりたい。
特別なアイスクリームを味わってください。食べた瞬間に広がる幸福感と、他では味わえない新しい食体験をご提供いたします。

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