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Interview

経営者紹介

【関西イキザマ図鑑】#37 ちょうどいい居場所づくりと挑戦の10年 | 酒菜家nanaco 磯野飛鳥さん

氏名

事業名

設立

経歴

私は大阪市出身で、釣りやゴルフが趣味です。特に釣りは20代から続けており、当初はバス釣りを楽しんでいましたが、今では海釣りに魅了されています。学生時代から「社長になる」という夢を抱いており、22歳の頃から北新地の割烹料理店で働き始めました。約10年間勤めた経験を通じて独立を決意し、2016年に自分の店を開業しました。おかげさまで来年で10周年を迎えることができます。

独立当初は30歳までに店を持つ計画を立てていましたが、スノーボードでの骨折により3ヶ月間の療養生活を余儀なくされ、その分2年ほど計画が延びました。しかし、逆境も糧としながら夢を叶えられたことは大きな自信となっています。これまでの道のりは決して平坦ではありませんでしたが、常に自分のやりたいことを信じて挑戦し続けた結果、今に繋がっています。

事業内容

「酒菜家nanaco」は、昼と夜で異なる顔を持つお店です。昼間は甘口カレーの専門店として営業し、夜は旬の食材を使った創作料理を楽しめる居酒屋として展開しています。甘口カレーは、私自身が辛いものが苦手で「自分でも美味しく食べられるカレーを作りたい」と思ったことがきっかけで誕生しました。誰もが気軽に食べられるカレーを目指し、お客様にも好評いただいています。

夜の営業では、おばんざいから本格的な煮込み料理まで幅広くご用意しています。テーマは「ちょうどいい」。その日の気分で選んでいただけるようバリエーション豊かに取り揃えています。価格も300円台からのリーズナブルなものまで幅広く、適正な値段で「ちょうどいい」お店を心がけています。アットホームな雰囲気の中で、気軽に立ち寄れる居場所づくりを大切にしています。

創業きっかけ

私は10代の頃から「社長になる」という夢を描いていました。そのため、社会人として最初に選んだのは北新地の割烹料理店での仕事です。22歳から10年間にわたり修業を積み、料理の基礎から接客、店舗運営まで幅広く学びました。この経験を通して「自分のお店を持ちたい」という想いが強まり、独立を決意しました。

本来は30歳までに独立を果たす計画を立てていましたが、スノーボードで骨折し、3ヶ月間の治療生活を余儀なくされました。その分2年ほど予定が遅れてしまいましたが、この経験も自分にとっては大切な転機でした。困難を乗り越えて2016年に「酒菜家nanaco」をオープンすることができ、来年で10周年を迎えられることはとても感慨深いです。夢を諦めず努力を続けてきたからこそ、今の自分があると実感しています。

理念

「酒菜家nanaco」は、誰もが気軽に立ち寄れる「ちょうどいい」お店を目指しています。創作料理は、300円台のおばんざいから本格的な煮込み料理まで幅広くご用意し、旬の食材を取り入れたメニューでその日の気分に合わせて楽しんでいただけます。

お昼には甘口カレー専門店として営業しています。辛いものが苦手な私自身が食べられるカレーを追求し、誰でも安心して楽しめる優しい味わいに仕上げています。カフェ風のアットホームな空間で、昼と夜で全く違った体験を提供できるのも当店の魅力の一つです。料理を通じて「今日はここでよかった」と思っていただけるよう、適正な価格と居心地の良さを大切にしたお店づくりを続けています。

今後展望

今後は、食を軸に健康や美容、体質改善などの分野にも広げていきたいと考えています。実は私自身、不健康な生活を送ってきた経験があるため、同じように悩む方々に向けて「美味しくて体に優しい」提案ができるお店を展開したいと思っています。

また、趣味の一人旅を通じて特に惹かれたのが石垣島です。頻繁に訪れる中でたくさんの知り合いもでき、この地域での人とのつながりが自分にとって大切な財産となりました。将来的には石垣島でも事業を展開し、大阪と石垣島の2拠点で活動できるような形に憧れています。食を通じて地域と人をつなぐ拠点を増やしていきたいと考えています。

さらに、現在展開している甘口カレー事業も力を入れて伸ばしていきたいです。辛いものが苦手な人でも安心して食べられるカレーという新しい価値を広げ、より多くの人に楽しんでいただけるよう挑戦を続けていきます。

コメント

磯野様の記事は、「夢を持ち続け、逆境を乗り越えながら実現してきた軌跡」と「日常に寄り添う“ちょうどいい居場所”づくり」がしっかりと伝わる内容になっています。
特に印象的だったのは、スノーボードでの骨折という思わぬ挫折を「転機」と捉え、むしろ自身の成長の糧にされている点です。挑戦を続けてきた姿勢が勇気を与えてくれます。

また、「昼は甘口カレー、夜は創作居酒屋」という二面性は、とてもユニークで記事の中でも強い差別化要素になっています。ご自身の体験から生まれた「甘口カレー」というコンセプトは、個人的にもストーリー性があり魅力的だと感じました。

さらに、「ちょうどいい」というテーマ設定も秀逸です。価格帯や料理のバリエーション、雰囲気づくりにまで一貫性があり、記事を通じて読者に安心感と共感を届けています。今後の展望として「石垣島での展開」や「食を通じた健康・美容へのアプローチ」が語られており、夢が現在進行形で広がっている点も読み手を惹きつけるポイントになっていました。

全体を通して、努力と人柄がにじみ出る記事であり、読者に「一度お店に行ってみたい」と自然に思わせる力を持っていると感じました。

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