Interview
氏名
事業名
設立
所在地
経歴
私が高校生の頃ちょうどコロナ禍で、海外留学の予定が中止になったことをきっかけに、将来について深く考えるようになりました。普通に就職する道も考えましたが、安心して働ける未来を描けず、「フリーランスとして好きなことを仕事にしたい」と思うようになり、高校在学中フリーで動画編集の仕事を始めました。
そんな中、食品添加物や食の安全性について知り、大きな衝撃を受け、それ以来「身体に優しい食」を自分で学び、実践するようになりました。その経験を通して日本の食の大切さを伝えたいと思い、母の理解と応援に支えられながら、高校卒業後18歳で「麹と甘酒米粉パン教室 Naturi」を立ち上げました。
私は現在、「麹と甘酒米粉パン教室 Naturi」を運営しています。
身体に優しい食を届けたい、日本の伝統素材である魅力的な麹をより身近に感じてほしいという想いから、砂糖を使わず、麹甘酒と無農薬米粉を使った“身体に優しいパンづくり”をテーマに活動しています。
全国から受講いただいている「甘酒米粉パンマイスター®養成講座」は甘酒米粉パンの販売や教室を開きたい方だけでなく、やりたい事を叶えたい方の背中を押したい、そんな思いで作った講座です。
また、より沢山の方に甘酒米粉パンを手にとって頂ける機会を増やしたいと思っていた所トントン拍子に大阪・弁天町で2箇所、間借りでパン屋をさせていただける事になりました。
ヴィーガンやアレルギーのある方だけでなく、全ての方に”安心安全な食をもっと日常に”その想いでひとつひとつ丁寧に手作りしています。
きっかけは高校時代に感じた「食への違和感」です。コロナ禍で時間が増えたこともあり、日本の食について調べるようになりました。そこで見えてきたのは、便利さの裏にある食の課題。それから身体にも地球にも優しい食を選びたいと思うようになり、家族のために米粉パンを手作りするようになりました。
もともと手作りが苦手だった私が、身体に優しい材料でおいしいパンが自分でも作れることに感動し、「この感動をもっと多くの人に伝えたい」と思い、教室を開業しました。
初めはSNSの顔出し等抵抗もありましたが、全国から応援して下さる方のたくさんの声に励まされ、今まで続けてこれています。本当にありがたいです。
「身体に優しい食をもっと日常に。」それが私の活動のテーマです。麹と米という日本の伝統素材を活かし、食べることと作ることの両方から、心と身体が満たされる体験を届けています。甘酒米粉パンを通じて伝えたいのは、食を大切にすることが、自分や家族を大切にすることにつながるということです。添加物を使わず、素材そのものの美味しさを引き出すことで、「食べることの幸せ」を再発見してもらえるよう心がけています。かつて海外に興味を持っていた私ですが、今は日本の食文化の魅力に惹かれ、麹や米を通じて日本の良さを再発信したいと思うようになりました。
今後は、甘酒米粉パンマイスター®養成講座をより広げ、同じ想いを持つ方々と一緒に身体に優しい食”を全国へ広めていきたいと考えています。販売面では通販にも力を入れ、遠方の方にもNaturiのパンを届けられる仕組みを整えていきたいです。
ゆくゆくは甘酒米粉パンを通して、
学びと交流が生まれるような場所をつくることが目標です。「人生を最大限楽しむ」をテーマに今の一瞬一瞬を大切にし、自分の挑戦が誰かの希望につながるように歩んでいきたいと思っています。食を通して、優しさと希望を届けられる存在であり続けたいです。
道﨑凜さんの物語は、「食を通して人に優しさを届ける」というシンプルで力強い信念に満ちていました。まだ18歳という若さで教室を立ち上げた行動力の裏には、社会や食への真剣な問いかけ、そして“自分の手で未来を変えたい”という覚悟が感じられます。
取材中、特に印象に残ったのは「甘酒米粉パンを通じて、食べることの幸せを再発見してほしい」という言葉。便利さを求めるあまり見失われがちな“食の原点”を、彼女は丁寧に、そして等身大の表現で伝えています。砂糖を使わず、麹甘酒と米粉で作るパンは、素材の優しさそのものが彼女の生き方の象徴のようでした。
SNSでの発信から全国のファンを獲得し、パン屋をスタートさせた姿には、「年齢に関係なく、自分の想いで世界を動かせる」ことを教えられます。道﨑さんの挑戦は、“食”という日常を通して、誰かの人生をやさしく変えていく物語。彼女の未来が、どこまで広がっていくのか、楽しみでなりません。
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