取材希望はこちら

スポンサーになる

Interview

経営者紹介

【関西イキザマ図鑑】#49 肌に生きづく“異国の魔法” | Mehndi & Art CHANA 茶南(CHANA)さん

氏名

事業名

設立

所在地

経歴

大阪府貝塚市出身、堺市在住。
子どもの頃から「アラジン」の世界観に憧れ、異国の模様や文化に強く惹かれていました。10代の頃に漫画でヘナタトゥーを知り、独特な模様に心を奪われました。大人になってから本格的に学び始め、2016年頃からヘナタトゥーを描き始めました。
2018年には中南米発祥のジャグアタトゥーに出会い、大阪市内のナイトマーケットで初出店。以降、マルシェやイベントを中心に活動を続けてきました。
コロナ禍と第二子の出産を機に3年ほど活動を休止していましたが、2023年より再始動。現在は堺市の猫カフェや雑貨店、個人サロンの一角をお借りして施術を行っています。2025年には「ジャグアジャパン」の施術スタッフとして大阪・関西万博にも参加しました。

事業内容

私は、インドや中東などで古くから伝わる「メヘンディ(ヘナタトゥー)」と、中南米発祥の「ジャグアタトゥー」を描いています。どちらも植物由来の天然染料を使用した“痛くないボディアート”で、肌を一時的に染め上げるのが特徴です。
ヘナタトゥーとジャグアタトゥーはそれぞれ異なる発色と雰囲気を楽しめます。
また、肌に描くだけでなく、メヘンディの模様をモチーフにしたアクセサリーや雑貨も制作しています。ピアス・イヤリング・ヘアクリップなど、レジンでコーティングした一点物のアート作品も展開。
さらに、描く体験を楽しんでいただけるよう、ワークショップも開催しています。子どもから大人まで、誰もが気軽に参加できる“描く・描かれる”アート体験を通じて、心が明るくなる時間をお届けしています。

創業きっかけ

きっかけは、子どもの頃から憧れていた「ヘナタトゥー」を自分で描いてみたいという純粋な想いでした。
出産を機に勤めていた役所を退職して、育児が少し落ち着いた頃、ふと思い出して再びヘナに触れてみたんです。すると、描いている時間がとても楽しく、心が満たされる感覚がありました。そこから夢中になって練習を重ね、自然と「この楽しさを誰かに伝えたい」と思うようになりました。
初めて大阪市内のナイトマーケットに出店したとき、多くの方が興味を持ってくれて「きれい」「すごい」と声をかけてくれたのが大きな励みでした。
コロナ禍で活動が止まった時期もありましたが、「また描きたい」「待っていてくれる人がいる」という想いが支えとなり、再び描きはじめ、描くたびに喜んでもらえることが、今も私の原動力になっています。

理念

私のコンセプトは「肌に生きづく、異国の魔法」。
初めてヘナで自分の肌を染めたとき、その美しさに“魔法みたい”だと感じました。描いた模様は日ごとに色を変え、約1週間で消えていく、その儚さの中に、美しさがあると私は思っています。
ヘナやジャグアは、一時的に肌を染めるアート。だからこそ、「今この瞬間を楽しむ」ことの大切さを教えてくれます。インドや中東の地域では、模様が消える速さで体調を判断する文化もあるそうで、心身の状態を映すアートとも言えるかもしれません。
私はこのアートを通して、日常の中に“異国の魔法”を感じてもらいたい。そして、描かれた模様が少しでも心を軽くし、前向きな気持ちにつながれば嬉しいです。

今後展望

これからは、もっと多くの方にヘナタトゥーやジャグアタトゥーを知ってもらうことが目標です。
まだまだ認知度が高くない分野だからこそ、まずは地元・堺や泉州地域での活動を通して広めていきたいと思っています。
また、子育てが落ち着いたタイミングで、サロンを開くことも目指しています。もっと自由に、もっと身近に「描く」喜びを届けられる場所をつくりたい。
私の描くボディアートで、誰かの心が少しでも明るくなったり、自分らしさを取り戻すきっかけになれば、それが何よりの喜びです。

コメント

茶南(CHANA)さんとお話しさせていただいて、まるで異国の風がふわりと吹き抜けるような感覚になりました。植物の染料で描くメヘンディは、時間とともに薄れ、やがて消えていく“消えるアート”。でもその儚さこそ、「今この瞬間を大切に生きる」というメッセージそのものなのかもしれません。

忙しい毎日の中で、自分のための時間を後回しにしていませんか?
CHANAさんの作品には、そんな心をやさしく解きほぐす力があります。肌に描かれた模様を眺めながら、自分と向き合うひとときを過ごす——それは、少し特別なセルフケアの形。

気軽に体験できるのも魅力です。
「描いてもらう」だけでなく、「自分を見つめ直す」きっかけをくれるCHANAさんのメヘンディ。あなたも一度、その“異国の魔法”を体感してみませんか?

Other
Interview

経営者

【関西イキザマ図鑑】#49 肌に生きづく“異国の魔法” | Mehndi & Art CHANA 茶南(CHANA)さん

【関西イキザマ図鑑】#48 18歳から届ける“やさしい食”の輪 | 麹と甘酒米粉パンNaturi 道﨑 凜さん

【関西イキザマ図鑑】#47 “言葉”と“お酒”が人をつなぐ場所 | Bar SHIRUBE 山本奈穂さん

【関西イキザマ図鑑】#46 「ママの笑顔が未来をつくる」つながりを育む居場所づくり | ホリーマミィ 堀れいかさん

【関西イキザマ図鑑】#45 “思い出をカタチに”家族の笑顔を未来へつなぐ | うえっちフォト 植野裕介さん

【関西イキザマ図鑑】#44 “心の病院”のような深爪矯正サロンで爪と想いに寄り添う | ネイルボックストロワトロワ 森美々さん

トップページへ戻る

最新記事へ

記事一覧へ

取材希望はこちら

スポンサーになる

関西イキザマ図鑑とは